【売主様へ】境界確定ってなに?なぜ必要?~不動産売却前に知っておきたい大事なお話~
不動産を売却するとき、「境界確定(きょうかいかくてい)」という言葉を耳にすることがあります。
はじめて売却をされる方にとっては、少し聞き慣れない言葉かもしれません。でもこの境界確定、**実は売主様にとってとても大切な「義務」**になることがあるんです。
今回は「境界確定とはなにか」「なぜ必要なのか」を、できるだけわかりやすく解説します。
■ 境界確定とは?
ざっくり言うと、**「土地の境目をハッキリさせること」**です。
「うちの敷地はこの辺までかな…?」と感覚で思っていても、隣の土地との境目があいまいだとトラブルの元になることも。
そこで、専門の土地家屋調査士さんに依頼して、実際に測量し、お隣さんとの境界を正式に確認・記録する作業を行います。これが「境界確定」です。
■ なぜ境界確定が必要なの?
土地を売るとき、買主さんからすると「この土地、どこからどこまでなの?」が非常に気になります。
もしも「ここまでが土地です」と言っていた部分が、実は隣地と重なっていた…なんてことがあると、後々大きなトラブルになってしまいます。
そこで**「ここが境界ですよ」と証明できる状態にしておく**必要があるのです。
■ 売主様の義務です
ここが大事なポイントです。
売主様は、買主さんに「境界が明確な土地」を引き渡す責任があります。
つまり、買主さんが安心して土地を買えるように、**境界確定は売主様の「義務」**となるケースがほとんどです。
とくに以下のような場合は、境界確定をしっかりしておく必要があります
隣地との境界杭が見当たらない
昔からのブロック塀や植木が境になっているだけ
測量図が古くて今の実情と合っていない
■ 費用や期間はどれくらい?
境界確定の費用は、10万円~数十万円かかることが多いです(隣接する土地の数や、境界の状況によって変わります)。
また、隣地所有者とのやりとりなども必要なので、1~3ヶ月程度の時間がかかることもあります。
そのため、「売却を決めてから」では遅くなることも。
早めの準備がおすすめです!
■ 境界確定で安心・スムーズな売却を
境界がはっきりしていれば、買主さんにとっても安心。結果として、スムーズな売却にもつながります。
あすとみらいでは、提携する土地家屋調査士の元、境界確定のサポートも行っておりますので、「どう進めたらいいかわからない…」という方もご安心ください。
■ まとめ
境界確定=土地の正しい境目をハッキリさせること
売却時には基本的に境界の明示が売主様の「義務」となる
時間も費用もかかるので、早めの準備が大切
わからないことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください!